せどりと、せどりの情報発信が軌道に乗り、

収入が上がって来ると僕は納める税金が気になってきた。

 

その年の11月に月収200万円を達成したとき、

その内の約半分が税金で飛んでいくと考えたら、

とても切ない気持ちになった。

 

その当時、ビジネスを教えて貰ってた人に相談したところ、

法人化が節税に適しているとアドバイスを貰ったので、

僕は法人化して社長になった。

 

僕の中の社長のイメージが崩壊した。

 

僕はそれまで社長と聞いたら、凄い人だと思っていた。

バリバリの起業家で、たくさんの社員を抱えていて、

年商数億円以上の会社を運営するトップのイメージだった。

 

経営学などのビジネススキルを兼ね揃えていて、

知識豊富なエリートが社長だと思っていた。

 

しかし、実際のところ、

20万円くらいのお金を支払って書類を提出すれば、

誰でも社長になれる事を知って驚いた。

 

税理士さんに言われるがまま書類を書いて、

全ての書類に出来立てホヤホヤの印鑑を押した。

 

僕の社長としての初めての仕事は、

10数枚の書類に印鑑を押すことだった。

 

社長として一番悩んだのは、会社名だ。

優柔不断な僕は、会社名を決めるのに数日悩んだ。

 

悩んだ挙句、株式会社Vquartetにした。

僕たち夫婦のモットーは、『楽しく生きる』だ。

 

これをラテン語で検索してみた結果、

dum vivimus vivamus.

 

これを見て僕が思った正直な感想は、

「アルファベットのVが4つある!」だった。

Vが4つ(quartet)という事で、株式会社Vquartetが誕生した。

 

僕たち夫婦が楽しく生きる為の会社の設立だった。

 

そうして社長に就任した訳だが、

世間一般的な社長とは全く別の人種だと思う。

 

僕はお金に対する執着心は全くないし、

起業家独特のオーラも存在しないらしい。

 

バリバリの起業家とお話しする事もあるが、

正直圧倒されて何も話せない。

 

友人に起業したことを告げたら、

「大ちゃんがフェラーリに乗ってきたら笑いそう」

って言われたくらい分不相応らしい。

 

こうして、社長が最も似合わない男である僕が社長になった。

 

・はじめに 

・第1部「僕の辞書から値段が消えた」

・第2部「社長が似合わない社長」 ←今ココ

・第3部「BMWと軽自動車」

・第4部「努力の果てに掴んだ大損害」

・第5部「サラリーマンに突きつけられた現実」

・第6部「運命の貧乏おばちゃん」

・第7部「月収100万円の恐怖」

・第8部「僕は教える事に快感を覚える変態だった。」

・第9部「夢のない男の唯一の夢」

・第10部「たった1日で手に入れた年収」

・第11部「楽しく生きる人生」